研修名称:『真宗の葬儀を学ぶ集い』

開催期日:2012年 2月16日(木曜日)午後 3時〜午後 5時まで

講  師:名畑 格 師(第13組 名願寺ご住職)

会  場:北海道教務所 教研室

参加人数:44名
参加対象:僧侶・坊守・寺属・門徒
参加寺院数:31ヶ寺
スタッフ部門名:社会教化部門
スタッフ人数:執行部3名、部門員3名

実施目的:現代において、「僧侶不要」「直葬」などといった言葉が聞かれるようになり、僧俗ともに葬儀の意義が見失われてきた現状を鑑み、私たち真宗門徒にとっての「葬儀」の意義をあらためて学びなおす事を目的とする。

報  告
今年度、社会教化部門では、現代における葬儀の現状を、真宗門徒にとっての「社会から問われている事柄」と捉え、先ずは真宗の葬儀の意義を学んでいこうと企画されたのが、今回の「真宗の葬儀を学ぶ集い」でした。講師は第13組名願寺ご住職名畑格先生にご出講賜わり、第13組発行の葬儀のリーフレットを基に真宗の葬儀の意義について講義をいただきました。名畑先生のお話から、葬儀は社会の縮図で、死に対してどのような思いをもっているのかが表れている。現代社会は、後始末になっていないだろうか。葬儀でありながら死を隠して見ないようになってはいないだろうか。葬儀とは、目の当たりにしていろいろな事を考えさせてもらい、死と真向かいになる場所である。それに対して、衣をつけた者が人の死を大切に思っているだろうか、真向かいになっているだろうか、という事を考えさせていただきました。
 今回の参加者は44名と多くの参加者にお集まりいただき、「葬儀」という事に対する関心の高さがうかがえました。講義で名畑先生が、「真宗寺院における本業は儀式と教化で、葬儀月忌法事は頼まれて初めていくが、そこが本業になるかどうか」と言われていました。「真宗寺院の本業」に即した社会問題だからこそ、多くの参加があったのではないかと思います。後日、是非この研修事業を継続してほしいという声もあがりました。その事をふまえ、これからも社会教化部門の事業展開をしっかりと行ってまいりたいと思います。
報 告 者:小川如俊



研修名称:『現代の葬儀を考える集い』

開催期日:2012年 4月23日(月曜日)午後 3時〜午後 5時まで

基調講義講師:高瀬 法輪 師(第4組無碍光寺前住職)

パネラー 須磨征史氏(第4組組長)・巌城孝明氏(宗議会議員)
     中島浩盟氏(葛ノ楽堂はなや)・湯浅匠司氏(叶ツ柳)
コーディネータ 小泉元瑞(教化委員長)
会  場:東本願寺札幌別院 大谷ホール

参加人数:84名(うち葬儀社16名)
参加対象:僧侶・坊守・寺属・門徒
参加寺院数:44ヶ寺
スタッフ部門名:社会教化部門
スタッフ人数:組執行部3名、執行部2名、部門員3名

実施目的:現代において、「僧侶不要」「直葬」などといった言葉が聞かれるようになり、僧俗ともに葬儀の意義が見失われてきた現状を鑑み、葬儀社の方をお招きして、現代の葬儀のあり方から問われている事柄を僧俗ともに学び、「人を送る」という事を、今一度考えてみる機会となることを目的とする。

報  告

葬儀についての研修事業を企画している時、葬儀の現状を学ぶには葬儀社の方から話を聞いたらよいのでは、と考えていたら、組長さんが以前より、札幌別院の役員をされている葬儀社の方から、お互いの学びの場を設けられないものかと話を受けている事を知り、この度、「現代の葬儀を考える集い」を開催させていただく運びとなりました。内容は、事前に葬儀社の方より、「大谷派寺院に対する質問」を箇条書きでいただいており、この内容は大谷派寺院に身をおく者においても、なかなかハッキリしなかった問題でもありましたので、最初にその質問に対しての基調講義をいただきました。講師は高瀬法輪先生で、講義の中で、真宗は往還二回向とおさえられ、今までの葬儀は往ったきりにしていないかと、真宗の教えに基づいてお話をされた後、箇条書きにされた各質問に丁寧に答えられ、僧分も葬儀社の方も、熱心に耳をかたむけていた様子でした。
休憩後、パネルディスカッションが行われ、葬儀の現状について話し合われました。その中身は、僧分も葬儀社もともに考えていかなければならない問題も多く出てまいりました。葬儀社の方より葬儀の現状を知らされ、驚かれる僧分の方も少なくなかったようにも見えました。
ディスカッションの中で、「通夜の時、黙って聞いてくれるのは大事な場」とのお話がありましたが、私達はそこにどう向き合っているのか。せっかくの大事な場であるにも関わらず、その場をしのぐような話をして、ややもすれば仏法の名を借りながら死をごまかし、そこから目をそらさせるような事になってはいないだろうか。その事を今年度の二事業を通して考えさせられました。
今回の事業も、84名と大変多くの参加がありました。それは誰しもがどこかで「このままではよくない」「受け入れられていない」という事を抱えて参加をしていただいたのだと思います。開催してみれば、「現代の葬儀を考える集い」は、私の思いをはるかに越える意義深い場であったのだと痛感させられました。この度学ばせていただいた事を今後、大切にしていきたいと願うものであります。
報 告 者:小川如俊


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