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2008年度 地域分割開催、事業報告

報告/感想・反省


研修名称:
第2回東地域親鸞聖人講座』

日時:2009年5月14日午後2時から4時まで

会処:島松寺

講師:楠 信生先生(第17組幸福寺御住職)

参加者:12名(僧侶11名・坊守1名)

参加寺院数:9ヶ寺

スタッフ:曽我皆達・小川如俊

報  告

 第2回東地域親鸞聖人講座が5月14日に島松寺にて開催されました。はじめに、真宗宗歌斉唱の後、参加者一人づつ「第2章発心」を輪読を行い、その後、楠信生先生に講義をいただきました。講義では、宗祖の出家得度を主題とした第2章に示されている「逃げることのできない現実を自分の責任として引き受けて生きる心」を、どのように生みだしていくのかという人生の課題について、自らを問題にすることが本質的に不得意で、状況を問題にしたがる私たち自身のあり方ということろからお話をいただきました。講義後の質疑では、我々において「教団」「宗門」「僧伽」ということはどのような関係なのか、という重要な質疑がなされました。それに対して「帰依の対象は僧伽であり、教団・宗門に帰依するものではない。しかし帰依するものは教団を自分として、出来るだけのことをつくしていくということがあるのではないか」と応答いただきました。次回は、楠先生が書かれた「法語から読む宗祖親鸞聖人4」をテキストにさせていただく予定です。

所感等:組内においての地域ごとの事業とはいえ、それでもなかなか参加対象の皆さんのご都合に合わせていくのがなかなか難しく、いろいろとご迷惑をお掛けして申し訳なく感じております。輪読・講義の時間配分は前回同様に致しましたが、第2章全て輪読することはできませんでした。日程や時間等についても、今後検討していきたいと思っております。

報告者 大恩寺 小川如俊


研修名称:
『西地域教化研修会』

開催期日:2009年 4月 13日(月)午後2時〜午後4時半まで

講  師:太田 清史 師 (札幌大谷大学 学長)

会  場:真宗大谷派北海道教務所 2F講堂

参加人数:29名

参加寺院数:9ヵ寺

スタッフ人数:3名 黒澤和順 守城英照 原山賢俊

開催趣旨:宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌 お待ち受け教化事業として開催

マ:「凡夫のおしえ」

報  告

 

研修内容

開講式(挨拶・勤行) 講義 視聴覚学習 閉講式

 

講義内容

西地域教化研修事業は、宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌お待ち受け教化事業として413日に開催されました。講師には札幌大谷大学学長の太田清史先生に御出講いただき、「凡夫のおしえ」という講題で『歎異抄』を中心にお話下さいました。

講義では、宗祖親鸞聖人は「五濁の世・無仏の時である末法濁世」ということを、ご自身の外側に観ているのではなく、わが身の上に引き受けて悲嘆されたのである、とご教示され、そしてその「末法濁世に生きる凡夫」とは、修行の出来ない者のことであり、自力では救われない者、すなわち「地獄一定なるわが身」であると押さえられた。

そして、そのような凡夫を救えるのは、如来の大悲(他力)しかないということを、具体的に「そういう生き方しか出来ない私達であっても、必ずこの世が尽きる時には安養の浄土が待っていて下さる。だから一刻も早くその浄土の世界に眼を開いて、今を生きていこうではないか、常にそういう呼びかけをしていて下さっているのだ」とお示し下さいました。

 休憩後の視聴覚学習の時間では、東本願寺より各寺院に配布されているDVD『お待ち受け前期総集編』より、「御影堂御修復の今」(28分)を鑑賞し、参加者一同に、改めて本廟護持に生きられた先人の御苦労を偲んだことである。

者:原山 賢俊

研修名称:『南地域門徒研修会』

開催期日:2009年5月22日(金)午後2時00〜午後4時00分まで

講  師:金石晃陽 師(南3組光福寺住職)

講  題:「信心をとりて礼にせよ」

会  場:北海道教務所

参加人数:48名(男性31名/女性17名)

数:13か寺/19か寺

スタッフ:巌城孝憲,明石正順

報  告

「ご門徒を主対象とし、僧侶も共に学ぶ聞法研修会を、講師をお招きして実施する」という教化委員会の願いのもと、南地域では、スタッフの間で協議を重ねた結果、かつて推進員養成講座のおりに講師であられた金石晃陽先生をぜひお呼びしたいということになりまして、ご依頼を申し上げたところ、先生の多忙な日程をさいて、我々の研修会においでくださることになりました。我々スタッフは、ポスターを作り、各寺ご住職に電話を差し上げて、ご門徒さんへの呼びかけをお願い致しましたところ、当日は天候のあまり思わしくない中を、48名の方々がご参加して下さいました。正信偈同朋奉讃の勤行ののち、須磨組長さんのご挨拶をいただき、講師先生の法話を二席いただきました。以下、その法話の要旨です。———

 ご法事のお礼の言葉で、娘さんを亡くされて、3回忌のご法事のお礼の言葉で父親が、「お寺からいただいた2001年度の本山の小冊子「真宗の生活」の文章を読ませてください」と言って読まれたんです。私、7年前、目を通していた小冊子ですが、すっかり記憶にありませんでした。「真宗の生活」に出ていたその話というのは、幼くして自分の娘をやはり亡くされた方が、住職に質問をしている話です。お父さんと住職の会話のやりとりなんです。「私の娘は、幼いまま、仏法に出会えずに幼いいのちを終えていきました。そういう仏法にご縁のなかった娘であっても、仏様の世界、浄土に行ったのでしょうか?」皆さん、どう思いますか? ご住職の答えは、「娘さんは浄土には行ってません。なぜなら、浄土に生まれる因がないからです。」「では、娘はどこに行ったんでしょう? きっと迷った世界へ行って、つらく苦しい思いをしているのでしょうか?」「違います。迷った世界へ行って、つらく苦しい思いをしているのは、お父さん、あなた自身です。」「じゃあ私は、このつらい人生を、どう生きていったらいいのでしょうか?」「仏法を聞いて下さい。お念仏を申して下さい。お念仏を申して、私の帰っていく世界が、浄土であったと、確信をもって頷かれる時、そのときこそ、あなたのおじょうさんは、間違いなくお浄土におって、諸仏となって、『おとうさん、よかったね。大事なことに気付いて、よかったね。』と、お浄土にいて、にこっとほほえんでくれるでしょうと。こういう内容の文章です。本当に、体震わせながら、声をつまらせながら読まれたんですよ。そのあとに、こう言われたのです。「私は仏法を聞いていきます。お念仏申していきます。私の帰って行く世界が、浄土であったと、本当に頷けた時、娘ちえ子は、お浄土で、きっとにこっとほほえんでいてくれるに違いない。私は今日から、娘ちえ子が、にこっとほほえんでくれる、そういう人生を歩みたいと思います」と号泣されたんです。そしたら、奥さんも息子たち家族も、病院の院長も、みんな泣き出して。ぼくも五十済んだものですから、涙もろくなりまして、涙止まりませんでした。

 蓮如上人が85歳で亡くなられる、その6年前、79歳の時、本願寺は山科にありました。蓮如上人のもとへ、近隣のご門徒が、歳末のお礼にうかがったと。蓮如上人、今年もお世話になりました。蓮如上人から今年もいろいろお念仏の教えを聞かせていただいた、来年もよろしくお願いいたしますと。私なら、そうやってご門徒が歳末に来られたなら、こちらこそお世話になりましたと。来年もどうぞよろしくお願いしますと言うんでしょうけど。蓮如上人はどうおっしゃったか。「無益の歳末の礼か。」無益の益はご利益の益です。何の意味もない歳末の礼ではないか。「歳末の礼には、信心をとりて礼にせよ」(聖典8578頁)と。これが蓮如上人のお言葉でした。どうかひとりひとりが信心をいただいてほしい。信心をいただくことが本当の歳末の礼になるのだと。———

 

反省点

スタッフ2名というのは、事前の打ち合わせについては問題ありませんが、当日、忙しくて少し大変でした。勤行・司会・受付等、三〜四名のスタッフであればよかったと思います。この門徒研修会に関しましては、昨年四組総会のあとの地域会議において、幹事の選出があり、同じく地域の宗祖親鸞聖人講座の幹事の選出があり、両方とも、私(巌城)が選出されましたが、他の三地域では兼任はないようです。南地域でも、二つの教化事業を混乱しないためにも、兼任しないような人選がよろしいのではないでしょうか。

                                  報告者 巌城孝憲

研修名称:『宗祖親鸞聖人750回御遠忌お待ち受け事業 東地域門徒研修会』

開催期日:2009年6月13日(土)午後2時~午後4時まで

講  師:渋谷界雄 先生

会  場:無碍光寺

参加人数:61名

参加寺院数:7カ寺

スタッフ部門名:地域事業部門 東地域

スタッフ人数:高瀬一法・佐々木宏祥

実施目的:宗祖親鸞聖人750回忌お待ち受けとして真宗本廟(東本願寺)の事業、役割について関心をもっていただく

マ:御遠忌と私

報  告

・内容

開会

正信偈同朋奉讃式 

本山より発行のDVDを鑑賞(約30分)

法話「御遠忌と私」と題して、渋谷界雄先生から、ご法話を頂く。(約40分)

質疑応答(約10分)

閉会

・朝からの雨も止み、ちょうど良い季候の中、四市の中程に当たる、無碍光寺を会場に、61名の参加者が、集まりました。

始め、DVDを鑑賞し、遠く離れた京都、東本願寺の様子を、大きいスクリーンで御遠忌の気運を感じさせて頂き、併せて、御修復の様子を確認しました。

次に、「御遠忌と私」と題して、渋谷界雄先生から、ご法話を頂きました。約40分と、大変短い時間でありましたが、プリントを使い、少々早口でありましたが、御遠忌について、「基本理念」「テーマ」の説明、それを受けての「施策の基本方針」として「7つの施策」の紹介、併せて、御修復を始めとした、記念事業の説明をして頂きました。

又、説明だけでなく、短い時間の中にご法話を織り交ぜ、「2年後に御遠忌を迎えるのではありません。ただ今のこのときが宗祖としての親鸞聖人に遇ているのです」と、「これからがこれまでを決める」という「遇縁存在の凡夫」を、分かりやすく教えて頂きました。 

今回、2時間という短時間の研修を行ったのは、さまざまな研修からお帰りのご門徒に、いわゆる「おなかいっぱいになった」という、感想をよく聞いたからであります。この際、短時間かつ、ピンポイントで「ご遠忌お待ち受け」を学ぶプログラムを作ってみようと2時~4時の次第を作ってみました。 

・感想や反省点

反省としては、短時間のブログラムは、その後に長い座談会や話し合いの持てる研修では、集中力や緊張感を保ちつつ、まだ聞きたい、まだ話したいという機会を作ることができ、有効だと思います。

しかしながら、今回、「DVDをもっと鑑賞したかった。」「もう少し、先生の話を聞きたかった。」と、ご門徒からご意見を頂きましたように、このようなタイプの研修には、3時間~程度の時間があった方が、実があがるのではないかと思いました。

ともあれ、DVD鑑賞をノーカットで行い、勤行、法話二席を行いますと1時~5時近くまでの時間が必要になることですので、日程の工夫をしながら、反省を次回に生かしていきたいと思います。

 文責 髙瀬

研修名称:『第1回東地域親鸞聖人講座

日時:2009年4月6日午後3時から5時まで

会処:瑞雲寺

講師:楠 信生先生(第17組幸福寺御住職)

参加者:17名(僧侶14名・坊守3名)

参加寺院数:11ヶ寺

スタッフ:曽我皆達・小川如俊

報告

 長らくお待たせした。第1回東地域親鸞聖人講座が46日に瑞雲寺にて開催されました。東地域は輪読と講義の2本立てで、宗祖の生涯に学ぶ歩みをスタートさせました。

開式後、それぞれの顔が見える位置に座って輪読を始め、参加者1人づつ順番に、「法語から読む宗祖親鸞聖人1」の「第1章 人と生まれて」を声に出して輪読いたしました。

40分程の輪読の後、第17組幸福寺御住職の楠信生先生による講義をいただきました。会処である瑞雲寺さんには随分久しぶりに寄せていただいたとおっしゃられていた先生は、大変多忙なスケジュールの中、ご出講賜り、先生自身が「法語から読む宗祖親鸞聖人1・第1章人と生まれて」を読まれて、著者が何を言わんとしておられたのかを、限られた時間の中にも関わらず熱心に触れていただきました。

所感:正直、いろんな意味でこのような形の研修会は初めてであったので、どうなるかは全く予測がつかず不安が大きかったです。予定では大まかに、「輪読は40分で、講義は70分くらい」と漠然と考えていました。とりあえずテキストの第1章を読んでみたら、やはり40分くらいでしたので、時間的にはちょうどよかったのではないかと思いました。第2回もこのような形で進めていきたいと考えております。

 

(報告者 大恩寺 小川如俊)

研修名称:『第2回西地域宗祖親鸞聖人講座』

開催期日:2009年2月4日(水)
      午 後1時30分~午後3時30分
まで

講  師:黒萩 昌師(南3組 法誓寺住職)

会  場:大願寺

参加人数:15名(男性 13名/女性 2名)

数:12ヶ寺

スタッフ:巖城孝明、巖城裕二、岡田稔也、北川和也

学習形態:講義、座談

テキスト:第2巻 第3章「道を求めて」 法語1

報  告

 今回は黒萩昌師に御出講いただき、講義・座談という形で行いました。先生には話し合いのポイントである「まことの心」、「いのち」、「無量寿」に沿って講義をいただきました。そのご講義中で、

「私たちは人を信頼していない。しかし信頼しないと御門徒に声掛けはできない。人を信頼するということは全ての人に仏性ありという信頼である。我々はそれを疑う。これが欠けると寺の教化は成り立たない」という言葉を頂戴しました。

私は寺のお参りが減ってきたという前に、人を信頼していただろうか。そのこと一つ吟味することなく、声を掛けてもなかなか来てはもらえないと決め付け、声掛けすら怠って来たように思います。大変厳しいご指摘だったと痛感致しました。

 座談会においては、葬儀を通して私たちが亡き人とどう向き合っていくのか、ご遺族の方々とどう向き合っていくのか、非常に考えさせられる話し合いでした。

 

者:守城 英照

研修名称:『第3回北地域宗祖親鸞聖人講座』

開催期日:200958日(金)午後3時~午後5まで

講  師:提言者 磯石靖克(静正寺住職) 藤田彰美                     (大道寺住職)の代理

会  場:永泉寺 

参加人数:16名(男性11名/女性5名)

数:7ヶ寺

スタッフ:飯尾亜紀仁、大口直道、磯石靖克

学習形態:輪読

テキスト:第2巻 第1章「道を求めて懸命の修学」 法語1法語2

報  告

3回目の親鸞聖人講座が開催されました。今回も輪読形式の学習を行いました。第3章「道を求めて−懸命の修学−」を法語1・2を含め輪読し、休憩の後座談をしました。

藤田彰美師に問題提起をして頂く予定でしたが、欠席のため司会(磯石)が簡単な問題提起をしましたが、事実上フリートーキングのような形となりました。

テキスト中の「当時の仏教界は卜占祭祀や良時吉日を選ぶような事を行と位置づけられ世の秩序として機能していたが、事実の自分を失い、自分に目を覚ますという教えを共にするという時代ではありませんでした。寺院は自活運営を余儀なくされ、荘園が寄進されたりして運営に成功したものは力を得て成長し、運営に行き詰まった官寺は廃寺となっていった」というところを確認して、「現在我々の寺院は何で成り立っているのか」という事を手がかりとして話し合いを行いました。

活発な座談ではありませんでしたが、「現在のお寺に対して危機感がある」などの意見も交わされて、それなりに意見交換が出来たのではないかと思います。

現在の寺院も世間心や罪福信で成り立っていて、法語の「かなしきかなや道俗の〜」という言葉は昔の事ではないという事を確認して終わりました。

次回も続きを読むということを決めて閉会しました。なお閉会した後、恒例となった弁当をみんなで頂きました。

 

感想や反省点

座談は問題を絞り込むのがなかなか大変でした。提言者欠席のためフリートーキングのような形となってしまいました。

者:磯石靖克

研修名称:『宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌お持ち受け北海道教区第四組北地域門徒研修会』

開催期日:2009年 316日(月)午後130分~午後4まで

講  師:吉田康徳 師 札幌市 浄徳寺住職

会  場:能量寺 石狩市

参加人数:67

参加寺院数:8か寺

スタッフ部門名:地域分割事業

スタッフ人数:2

テーマ:同朋唱和

報  告

 講師の吉田先生より、同朋唱和の稽古に先立って、20031129日、真宗本廟にて行われた宗祖親鸞聖人の御真影が御影堂から阿弥陀堂へ遷座された御動座式の際、正信偈・同朋奉讃のお勤めが、僧侶と満堂の参詣者との間で最初はなかなか合わなかったのでとても聞きづらかったのが、お勤めが続いていくにつれてだんだんと堂内で一つになった時、調和した正信偈の何とも言えない響きが心に染み、非常に感動されたというご自身の体験をお伝えいただき、同朋唱和の奥深さや尊さをお知らせいただきました。その吉田先生が受けた感動を参集の方々にもどうか味わっていただきたいという願いの籠もった貴重なご講義を頂戴いたしました。

 今回は宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌記念に発行された同朋唱和勤行集の中から、逮夜勤行を選ばれて御指導いただきました。この勤行は、一般寺院報恩講の結願逮夜の勤行として定められているもので、参加者にも親しみを感じられた方もいらっしゃったようです。しかしながらみんなで一緒に声に出してお勤めをするという機会が余りなく、また練習するのも初体験という方もいらっしゃり、最初は多少戸惑ったり、遠慮がちであったりしましたが、声を出していくうちに隣の方達と少しずつ声が共鳴し、だんだんと大きな声が出てくるようになりました。細かな勤行の扱いや音の変化は大変難しくご苦労されていたようですが、多くの方と一緒に声を出してお勤めの練習をすることがとても新鮮に感じ、楽しくお過ごしいただいたようでした。今回の研修会は、僧侶も門徒の皆様も初めての試みでしたが、能量寺様の本堂いっぱいに正信偈・念仏・和讃の声明が高らかに響き渡るとても良い研修会になり、大変意義深いものになったと感じております。

                          

者:北 秀徳

研修名称:『第2回北地域宗祖親鸞聖人講座』

開催期日:2008年2月24日(火)午後3時~午後5まで 

講  師:提言者 藤田彰美 師(大道寺住職)

会  場:大成寺

参加人数:13名(男性9名/女性4名)

数:7ヶ寺

スタッフ:飯尾亜紀仁、大口直道、磯石靖克

学習形態:輪読

テキスト:第1巻 第2章「発心」 法語1法語2 

報  告

2回目の親鸞聖人講座が開催されました。北地域では輪読形式の学習を続けようということで、第2章「発心」を法語1、2を含め輪読しました。10分ほど休憩をとったあと、座談会をしました。

今回から問題提起を藤田彰美師にして頂き、『歎異抄』第2章の「おのおの十余ヶ国のさかいを越えて~往生極楽のみちをといきかんがためなり」の箇所を問題点として出されました。

発心と言っても私たちが発す願いは状況に流されたり、途中で消えてしまったり、力を失うが、第2章で語られる「往生極楽のみち」は我々に与えられ、問われてくるような発心である、ということを確認しました。

全員寺院に身を置く者なので「発心」というテーマは自分を振り返ると、重たい内容でしたが、坊守さんからもさまざまな意見質問等が出されました。短い時間の話し合いでしたが、活発な座談が出来たと思います。

次回は第3章を読むということを決めて閉会しました。なお閉会した後、みんなで弁当を食べました。食事をしながらの会話も弾んでいるようでした。

 

感想や反省点

2章は重要なテーマだと思いました。この章はもっと時間をかけて話し合っても良い気がしました。終わってからの食事は好評で、大変有意義な対話ができたように思えました。


                          

者:磯石靖克


第1回南地域宗祖親鸞聖人講座 

開催期日:2009年2月13日(金)午後2時00〜午後4時00分まで 

講  師:中川皓三郎  師(帯広大谷短期大学学長) 

会  場:極楽寺 

参加人数:37名(男性28名/女性9名)

寺 院 数:14か寺/19か寺

スタッフ:4名 巌城孝憲・藤田真宏・野原量慧・伊藤智秀

学習形態:講義

テキスト:第1巻 第1章「人と生まれて」 法語1・2・3

報  告

 

初回となる今回は、スタッフの皆さんに、南地域寺院十九か寺への参加のよびかけを積極的にしていただき、その結果、ご住職ばかりではなく、若院や坊守さん、准坊守さんのご参加もかなりあって、三十七名のご参加でありました。

開会式は、須磨第四組組長さんにご挨拶の言葉をいただき、開会。ついで、ご講師であられる中川皓三郎先生に、テキストから「第1章 人と生まれて」というところの講義を頂きました。七十年代の学生運動、全共闘運動が大学のありようを問うた。私は、高橋和巳(京大)と滝沢克己(九州大)のふたりの先生が、学生の問いに真剣に答えたと思う。親鸞聖人の教えに関心をもっていた滝沢克己は、キリスト教の人であるが、「なぜ学ぶのか? なぜ学ばなければならないのか?」という問いに、「アルピニストは、なぜ山に登るのか?——山がそこにあるから、と答える。同様に、なぜ人は学ぶのか?——人としてここに生きているから。人としてここに置かれているから。事実存在する真理が刻々と私を呼ぶからだ」と答えた。刻々に問うてくるものがある。信国先生は、「そういう、阿弥陀なるいのちが、『そういう生きざまをしていてよいのか?』と問う。汝は無量寿といういのちを生きる者なのだ」と言われた。

現代は生活のスピードがあまりにも速い。問いに踏みとどまれない。問いを消してしまう。自分のうちに起こった問いに耳を澄ませよう。「そんなことを考えていたら生きていけない」という。一人の人間として生きていることを問われる者として生きている。

近代・現代を生きる者として、判断できるものが我々人間にはあると考える。理性というものが信頼できる判断根拠であり、我々の工夫しだいで幸せになれるんだと。近代以後、私たちには何が真理なのかを見分ける能力があるのだということを信じて生きてきた。しかしながら、そのことが大きな問題をもっているということ、人生は、いのちは、自分の思い通りにはならないのだということで、いきづまりを知らされてきた。そのいきづまり、思い通りにならない苦しみ。それこそが、教えに出遇うチャンスである。人間は教えに出遇わなければならない。

講師の中川皓三郎先生は、更にご自分のことをこういうふうに語られた。人は生きている限り、苦悩をまぬがれえない。必ず苦悩する。自我、私というものを前提としている限りは、必ず行きづまる。これをまぬがれえない。私は大学を卒業する直前の2月、友人の紹介で、ある先生にお会いした。「こいつ悩んでおるんや」と。すると、その先生は、今まで聞いたことがない不思議なことを言われた。「悩むということは非常にいいことだ。飛び上がる前には、いったん沈まなければならない。そして飛ぶ。ジャンピングボードだ。一緒に親鸞聖人の勉強をしましょう」と。理科系の人間であった私は、その時人生ではじめて親鸞の名前を聞いた。その先生は、出雲路暁寂(金沢大学教授)という先生で、「私は暁烏敏師に出遇いました。私の人生はそれがすべてです」という先生であった。

 分かるときが来たら必ず分かるのだから、怠らず学んでほしい。本当にいきづまることにおいて、「一緒に勉強しましょう」と言ってくれる人がいるのかいないのか。行きづまることにおいて教えを本当に聞くことができるようになる。分かるときがくれば分かる。苦しみをまぬがれえる者はいない。教えに出遇うチャンスだということを覚えていてほしい。

 このように述べられて、参加者に深い感銘を与えてくださいました。

 

 
感想や反省点

 

 今回は初回でしたので、参加者の皆さんは、時間で会場へ来られてから、受付で初めて『法語から読む宗祖親鸞聖人』のテキストを手にされ、目を通す時間があまりなかった方が多かったかも知れません。先生には、講義を中心にお願いをしておりまして、一緒にテキストを声に出して読むことはされませんでしたので、どうかご自坊で各自読んで下さるようお願いしたく思います。このテキストは、かなり考えて読むことを期待しているような内容ですので、ことあるごとに、問題点を再確認してください。

それと、以前から出ている宮城先生の『宗祖聖人——親鸞——生涯とその教え』(上)(下)[本山出版部発行]も、大変わかりやすく優れた本であると思いますので、併読されることを、参加者の方々にお勧めしたいと思います。

                          報告者 巌城孝憲


第1回西地域宗祖親鸞聖人講座


名:西地域                                                  

者:守城英照

開催期日:20081115日(土)午後2時30分~午後430まで 

講  師:黒萩 昌 師(南第3組法誓寺住職) 

会  場:徳生寺

参加人数:13名(男性10名/女性3名)

数:

スタッフ:巌城裕二・北川和也・高津隆紹

学習形態:輪読

テキスト:第1巻 第2章「発心」 法語1



報  告

 去る1115日、私たち第4組西地域二十一ヵ寺の「宗祖親鸞聖人講座」が開催されました。これにより第4組の宗祖親鸞聖人七五〇回御遠忌をお迎えする最初の一歩が踏み出されたわけです。組の先頭を切って開催することに大きな緊張と不安を抱きながら準備を致しましたが、何とか船出することができ、少し安堵しております。

 西地域では講師に蘭越町法誓寺住職の黒萩昌先生をお迎えいたしました今回は参加者の輪読を中心に据え、最後に黒萩先生にまとめの言葉を頂くという進め方を致しました。次回は今回の輪読を受けて講義を戴く予定です。

 今回の法語を通して次のような語り合いが行われました。

1.      「凡夫」ということを自分の都合で言い訳に使っている。

2.      我々は十九願で衣を着ているのではないか。

3.      僧侶より門徒の方が真面目である。そこから自分はどうなのか考えさせられる。

4.      自分は親鸞聖人のことを伝説でしか知らないし、伝説を通してでしか説明できない。故に彼岸のお参りは黙っていても来てくれるが、報恩講のお参りが少ないのだが、どうしたらよいのか分からない。

これらの問題点を次回の講義を受け、更に深め考えていきたいと思います。

 

 また、反省として、話し合いのポイントにこだわりすぎたことで、座談が少しぎこちなくなってしまった点の改善と、もう少し参加を強力に呼びかける必要性があると感じました。

第1回北地域宗祖親鸞聖人講座 

開催期日:20081118日(水)午後3時30分~午後1730まで 

会  場:生振寺 

参加人数:18名(男性18名/女性6名)

数:9ヶ寺

スタッフ:大口直道 飯尾亜紀仁

学習形態:輪読

テキスト:第1巻 第1章「人と生まれて」 法語1法語2法語3



報  告

 

 私共北地域では輪読形式の学習ということでしたが、本山御遠忌テーマ「今、いのちがあなたを生きている」という視点で読もうということになりました。

序章から輪読し、法語1~3順番に読み進め、語句の確認のあと1時間弱ほど座談をしました。

 非常に難解な所だったのかも知れませんが「書いてあることが難しい、内容が解らない」と言う感想がほとんどでした。

座談のテーマを特に設けていませんでしたが、本山御遠忌テーマ「今、いのちがあなたを生きている」という視点で読むということでしたので、自然と「いのち」ということを中心に話し合われました。初回ということと、全体座談で人数が多いことやテーマが難解ということで、始めは沈黙の時間もありましたが次第に意見が出てきました。

 終わりの方では「何故生まれてきたのだろうということを真剣に考えた事がないかも・・・」「死にたくない人生を生きてきたけど、死んでいけるような人生というのもあるのだろうか?」「生きる、死んでいく、というのはどういう事なのだろう?」というような忌憚のない意見も出されました。講師不在のため意見交換のような形になりましたが「生きることは意味がないと一度認めてみるのはどうだろう?それで本当に済むのなら・・・」というアドバイスと問題提起を貰いました。

 時間になったので、次回の学習会の日程や方針を話し合い決めました。講師を迎えるかどうかを色々と話し合いましたが、当地区では輪読形式で進めていく事となりました。また今後の北地区の活動のことを代表者から説明して頂き閉会となりました。

 

 

感想や反省点

 

どの様なかたちであれ地域での一体感ある集まりにすることが大事なのでないでしょうか?次回の集まりをどのようにするか話し合うときに、集まる時間を考慮してご飯を食べる時間を作ってはどうか?という意見が出ました。なかなか飯意見だと思いました。各地域で差があると思いますが、今後4組の教化活動を行うときに細かことが必用とされるような気がします。呼びかければパッと動けるような地域造り、地域内のつながりは大事だと思いました。



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